理事長挨拶ページ

理事長千葉県ミシン商工業組合は、昭和47年に再結成いたしまして以来30年に渡りまして千葉県ににおける唯一のミシン業界の事業団体として、その使命の遂行に尽力して参りました。

今日に至ります迄の先人の方々のご努力、関係機関の皆様のご指導とご協力、そして組合員一同の一致協力が有ったれぱこそであります組合も今日に至ります道程は平坦な道では有りませんでした。業界も亦幾多の大変な変遷を経て参りました。

しかし乍ら業界も組合員も組合もこれら苦難を乗り切って今日を迎えたのであります。30周年を迎えました今、世界も日本も激動、激変の時代を迎えて居ります。組合は、昭和50年第2次総会時に全国ミシン商工業協同組合連合会への加入を決し、同時に流通問題研究会の設置も決定し、以来組合活動を積極的に展開し発生す諸問題の改善個々の力では解決できない諸問題の提起・提案等を進め環境改善に努めてまいりました。

30周年を契機に伝統的に大切にしておりました親睦に共助の二文字を加えて、これまでにも増して団結を図り英知を結集して厳しい商況を乗り切り、次なる35周年、40周年へ向かって組合員が一体となり前進を続けて参る決意を新たにする所です。千葉県ミシン商工業組合は、今全国ミシン商工業組合連合会と一体となり数年来、次の様な業界の正常化活動を強力に推進しております。

今業界はミシンセンター・ソーイングハウス商法に端を発して、次々に法律に挑戦する様な限りなく黒に近いグレーゾーンの戦いが蔓延し、一部メーカーも巻き込まれ、一物ニ価ならぬ五価十価にもなり、しかも一般ルート商品との価格差が十万円以上も上乗せの商品が多数出現し、消費者不在の欺瞞商品商法が日常的となり玉石混交となり一般ルート品は仕切りスレスレとなり利益の取れないものが続出しており、一般ルート品が約30%、PB商品が70%となり、正常が異常となり異常が正常となった混乱状況となっており、早急に改善しないと業界の明日は無いと全国ミシン商工業協同組合連合会から、縫製機械工業会・第一委員会へ数年来、申し入れをし協議を進め一部メーカーは改善に着手し改善の方向に向かっておりますが、全社足並みが揃わない状況にあり、近々に懇談会が開かれる事となっております。消費者に信頼される価格設定をし各業態別に住み分けの出来る環境作りを急ぎ共に適正利益の取れる業界を作り後継者に喜んで継いでもらえる様努めてまいります。

日頃の関係各位のご支援には裏心より御礼を申し上げますと同時に一層のご支援ご協力をお願い申し上げましてご挨拶とさせていただきます。

千葉県ミシン商工業組合 理事長
大塚 正